チームのパフォーマンスを上げるためにチームリーダーが果たす役割

チームのパフォーマンスを上げるためにチームリーダーが果たす役割

アメリカの調査会社ギャラップの組織のエンゲージメントを測る調査によると、日本の「熱意あふれる社員」は全体の6%しかいないそうです。これは調査した139ヵ国中、132位と最下位レベルの結果でした。さらに「周囲に不満をまき散らしている無気力な社員」は24%、「やる気のない社員」は70%という衝撃的な数字が発表されています。しかし、このような状況の中でも企業のチームリーダーは、チーム全体のモチベーションを保ちながら、チームのパフォーマンスを最大化させなければなりません。それでは、チームリーダーはどうすれば効果的にチームを導くことができるのでしょうか。今回は、チームリーダーの役割とチームのパフォーマンスを上げる方法をご紹介します。

リーダーとメンバーの人間関係が、チームのパフォーマンスを左右する

チームメンバーのモチベーションがどんなに低くても、チームリーダーはそれを言い訳にすることができません。では、高いパフォーマンスを発揮するチームとは、どのようなチームなのでしょうか。

ギャラップ社の別の調査によれば、「上司にどんなタイプの質問でも尋ねられる」と強く感じている従業員のうち、54%が「仕事に熱意を持っている」という結果がでています。それに対し、同じ質問に「まったくそう思わない(上司に質問しづらい)」と回答した従業員のうち、仕事に熱意を感じている割合はわずか2%でした。それどころか、65%は「やる気をそがれている」と回答しています。

つまり、どんなことでも話し合える上司と部下の良好な人間関係が、そのまま仕事のパフォーマンスに直結していると言えるでしょう。チーム内の良好な人間関係が、チームメンバーのモチベーションを引き出すひとつの要因かもしれません。

組織の成功循環モデル

「成功循環(Core Theory of Success)」という、元マサチューセッツ工科大学教授であるダニエル・キム氏が提唱した理論があります。成功循環は組織が成功するため「関係の質」「思考の質」「行動の質」「結果の質」という要素と、その関係性のサイクルを表したものです。

【組織の成功循環モデル】

  1. 関係の質:信頼関係が高まり、互いを尊重できる
  2. 思考の質:関係が向上した結果、アイデアが生まれ柔軟な思考ができる
  3. 行動の質:思考の質が上がった結果、自発的に考えチャレンジングな行動ができる
  4. 結果の質:行動の質が上がった結果、成果が得られる
  1. 関係の質:結果が得られたことで、信頼関係が高まる

具体的に言うと、組織で良好な信頼関係を築ける(関係の質)と前向きな思考ができるようになり(思考の質が高まる)、それによって自発的に行動がとれるようになります(行動の質)。自発的なチャレンジは良い結果につながりやすく(結果の質)、さらに組織の信頼関係が高まるでしょう(関係の質)。つまり、まず初めに重要なのはチームの信頼関係を築くこと。行動や結果だけ求めても、成功にはつながらないということです。

チームメンバーを大切にしていることを明確に示す

ハーバード・ビジネス・レビューのある記事によれば、リーダーと良好な人間関係を築いているチームは士気が高く、メンバーはチームのためにより一層努力するそうです。チームの人間関係を良好にするために、チームリーダーは「メンバーを大切にしていることを明示する」ことが効果的な方法です。そのためのポイントが3つあります。

  • メンバーと個人的な人間関係を築く
    職場だけでの付き合いだからといって、他人行儀では良い人間関係を築くことはできません。誕生日や家族構成など、一人ひとりのメンバーにとって重要な事項に、プライバシーにあまり深く踏み込まない程度で興味関心を寄せ、個人的なつながりを持ちましょう。
  • メンバーに自身がどれだけチームに貢献しているかを理解させる
    メンバーがチームに対してどれだけ貢献しているか、その貢献に対してチームリーダーはどのような評価をしているかを共有してみましょう。人間は自分自身の行為に意味を求めるので、自分がどれだけチームに貢献しているかを認識できれば、チームへの責任感がおのずと強くなるでしょう。
  • 組織にとっての数字だけでなくメンバー自身を評価する
    会社の業績や売上だけでは、毎日の仕事に充実感を得ることはできません。メンバーの一人ひとりが、重要視することを指標として評価することが必要です。営業パーソンであれば顧客への訪問件数やアポイント獲得数などを指標にするのも良いでしょう。指標を決めるにはメンバーのそれぞれと話し合う必要がありますが、メンバーの大切にしていることを知る機会ともなります。

チームリーダーは学び続けなければならない

チームリーダーがメンバーを大切にしていることを明示する以外にも、チームを成功に導く方法にはさまざまなものがあります。チームリーダーは、継続的にそのようなスキルを学び続けなければなりません。

研修によって体系化されたリーダー論を学ぶことも大切でしょう。例えば、『リーダーシップ強化プログラム(リーダーとして認められる)』では、チームリーダーの役割や、チームメンバーに信頼されるために必要な行動を学ぶことができます。そこでは、「信用を築き上げる」「チームのコミットメントを高める」「上司から支援を得る」の3点を重点的に学び、リーダーとメンバーの関係性を強固なものにして、お互いの信頼感を醸成します。さらに上司との友好的かつ建設的な関係を構築することで、業務やマネジメント面でさまざまなアドバイスを得ることができるでしょう。

また、『リーダーシップ強化プログラム(仕事を任せる)』では、チームメンバーに仕事を任せるためのプランニングや、対人スキル・フォローアップスキルを習得します。リーダーはメンバーに対して、全体から見たその仕事の位置づけや意義、その人を選んだ理由などを説明することで、各メンバーの役割を的確に認識させます。業務や会社へのコミットメントの強さは、仕事への熱意も高め、結果的にチーム力の強化につながるでしょう。

こうした経験則だけではない、実績のあるプログラムを活用することで、リーダーとしての能力を高め、チーム力強化を図っていきましょう。

まとめ

チームリーダーとメンバーとの信頼関係は仕事のパフォーマンスに直結する、業務を遂行していくうえで最も大切なことです。その信頼関係を築くために、チームリーダーはメンバーに対してどんな思いを抱いているかをきちんと示すことが重要になるでしょう。それとともに、リーダーとしてチームのメンバーに信頼され、良好な人間関係築くスキルを継続的に学んでいってください。それこそがチームのコミットメントを高め、チームを成功に導けるリーダーの姿でしょう。

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